きたない家
元夫の家から、引越し先の新しい我が家は車で30分。引越しをする前日と前々日、子供たちの通う幼稚園の保護者たちや友人のまりなちゃんが一緒にお掃除をし、畳を干してくれて、 ようやくここで寝てもいいかなと思えるようになった家である。
新しい我が家は1年くらい誰も住んでいなかったので、
台所はゴキブリの糞の山だった
(こんな大量のゴキブリの糞、初めて見た。涙)。
畳にはアブやハエの死骸。
引越し先の家を探すときにも元夫と子どもたちと一緒に見に来たのだが(笑)、
このとき元夫が、いかにも安っぽい借家という造りや家の中の汚れに顔をしかめて、
「俺は、こんな家、住めない」
とお坊ちゃま発言をした(怒)!!
私はものすごく頭にきた。
好きでこんな家に住むんじゃないぞー、私だって!
頭にきたが、不動産屋さんも一緒だったので、怒りをぶちまけるのはやめた。
その怒りもあってか、見違えるほどきれいになった家に、すごくほっとしたのだ。
どうだ!
こんなにきれいになったぞ!
これなら、住めるだろう?
畳干し
さて畳のダニが心配で、でも薬は使いたくなかったので、まりなちゃんと女二人でやったこともない畳をあげて干すことに挑戦した。
しかし道具もないので畳を床からはがすことからして、まずできない。
え〜、どうしよう。
とりあえず我が子と赤ちゃんを抱えたまりなちゃんと、昼食。
子供たちが散歩したいと言うので、引越しは明後日というのに散歩に出かけた。
子供たちが飽きて疲れて騒ぎ出すのがいやだったからだ。
でもこの散歩のときに、近くの町工場のゴミ捨て場で息子が小さな板状の金属片を拾った。
これでまりなちゃんが畳を上げてみたらと言ったので、やってみた。
あがらない。
でも、もう1回。
渾身の力を振り絞ると、あっ、畳が半分浮き上がった! うれしい!
それから指が痛くなるほど何回も力を込めて畳を引き剥がし、想像以上に重たい畳を女二人で持ち上げて、外に引っ張り出した。
やったあー!
女二人でも、できるんだね!!
私もまりなちゃんも、抱き合わんばかりの喜びようだった。
それから全部の畳を外に出して、日の当たる場所に順番に並べていった。
あー、重かったあ。
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