元夫と昼食
引越し業者のトラックが去り、ひとりになった。
ほっと一息ついたあと、
さあ、寝る場所の確保とご飯が食べられるようにだけはしておかなくちゃと思っていると、
昼過ぎに元夫が子供二人を車で連れてきてくれた。
しかも、スーパーでお弁当やコーヒー、お茶を買ってきてくれた。
この人は、やっぱり気が利くなあ。
4人で昼食。
もう離婚して、引越ししているのに、ちょっと不思議。
昼食後元夫は、私がわからないパソコンの接続をしてくれた。
その間、私は子供のテーブル用の高い椅子を脚立代わりにして、照明器具を各部屋に付けた。
元夫が「俺がやってやる」と言ったけれど、私は自分でやりたかった。
もう、この家は私のお城。元夫とは一緒ではない、私だけの家。
元夫には、パソコン以外には、さわってほしくなかった。
それに、もう依存したくなかった。
これからはひとりで何でもやらなきゃいけないんだから、そのためにも、なんでも自分で作業して覚えておきたかった。
元夫は、子供を散歩に連れ出してくれた。
そして夕方、元夫は帰っていった。
昨夜、私と子供たちと元夫が眠った家に、一人で帰って行った。
子供たちは泣きもせず、父親を見送ってくれた。
ここで泣かれたら私もつらかったが、子供たちはきっと私の気持ちをおもんぱかってくれたのだと思う。
別れの悲しさも仕方がないと、我慢してくれたんだろう。
子どもたちが泣かないでいてくれたことで、私はホッと安心した。
子どもたちは、私との新しい生活を認めてくれたのだと勝手に思って・・・。
初めての入浴
元夫が帰ると、すぐにお風呂に水を入れて、沸かした。(お風呂場ではお湯が出ないからだ。)
いよいよひとりだ。
私ひとりだ。
私ひとりで、まだ幼い子供たち二人を守っていかなければならない。
でも、太陽と光子がいて、よかった。
ひとりぼっちじゃない。
40分もかかって、水からお湯になった。
ずいぶん、ちっちゃい浴槽だ。
3人で入ると、ぎゅうぎゅう。
足を伸ばすこともできない。
でも3人が一緒に入れたことだけで、満足。
もし3人で一緒に入れなかったら寂しいし、シャワーもない洗い場で待つのはこの家のお風呂場では寒いもの。
夕食は、昼のお弁当の残りを3人で食べた。
そして食事するテーブルを隅に押しやって、布団を2枚敷いた。
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